一度買った革財布を、何年も使っていたいという気持ちは分かります。
自分が欲しくて買ったものですので、できれば何十年でも使っていたいと思うはずです。
そこで、革財布が何年使えるものなのかを考えてみましょう。
革財布が使えなくなるまで
革が薄くなって、はがれてきても、修理で直す事ができるかもしれません。
要は、財布として機能しなくなるまで財布は生きています。
穴が開いて、底抜けになるまで、大切にしてあげてください。
よっぽど雑に扱わない限り、10年や20年、使い続ける事ができます。
ただし、革専門店や、ブランドものの革財布でなければ修理は難しいかもしれません。
1000円や2000円の革財布なら、3年以内には使い物になる可能性大。安ものは、繋ぎにしかなりません。
財布としての機能が残っていたとしても、色はげ、革がめくれてくるはずです。
そうなれば、とてもカッコイイ財布とは言えなくなります。
保証書が付いている物は、保証書が何年その財布を保証してくれるのかをチェックしましょう。
保証書は、財布が壊れることを見込んで付けるものではなく、「その期間は壊れることはない」という、ショップの自信の証です。
「万が一壊れた場合は保証しますよ」と保証書をつけているので、保証書=ショップの自信。
保証期間は事故がなければ、壊れることはありません。
それでも、形ある物はいつかは壊れる。どんなに丈夫でも、その一瞬は予測できません。
ですから、保証書の付いた財布を買った方が良いです。
革専門店やブランドものについて
革専門店の革財布は、特に丈夫に作られている物が多いです。
とても丈夫なので、10年、20年は使い続ける事ができます。
ただ、財布の革がどれだけ丈夫でも、チャック部分が壊れてしまう可能性があります。
革に信頼をおくことができても、寿命は最高10年間と見積もっておいた方が良さそうです。
チャックは会計があれば必ず開閉します。つまり酷使する部分です。
長く使っていたいと考えるなら、止め具がない折りたたみの財布を選んだほうが良いでしょう。
ブランドものの革財布は、10年以上使うように設計されている物が多いです。
なぜなら、10年以上経ってからもっと渋みを増してくる設計になっているからです。
長く使い続けたいなら、「傷がつかない財布」を選ぶよりも、「あえて傷をつけて楽しむ財布」を選んだほうが良いかもしれません。
もっとも、10年経てば新入社員も中堅社員になり、後輩も増えてくると思います。
後輩に憧れを持ってもらうために、10代、20代、30代と、節目の時には財布を変えていった方が良いでしょう。
三つ折り、二つ折り、長財布と、徐々に年齢に合った財布を選びましょう。
それも、財布の選びの楽しみの一つになっています。