革財布でも、安いものは、味わい深さが出るものは少ないです。
表面上、できるだけ財布にキズが付かない仕上げをしている事が多く、その上持ちが悪い。
一方、経年変化を考えた財布は、長年使ってこそ味わい深さが出るので、長く持つようにできています。
つまり、キズまで楽しもうというスタンスの財布は、だんだんと味が出てくる仕様になっているという事です。
味わいのある革財布が欲しいと思っている人のための、賢い財布の買い方を紹介します。
ハンドメイドの財布を買ってみる
ハンドメイドとは、機械で大量生産しない財布の事を指します。
ハンドメイドの革財布は、全て職人の手作業で丈夫に作られているので、特にもちが良いです。
また、人間の顔の表情が一人ひとり違う様に、財布の革一つひとつに表情を持たせる事ができます。
手作業では、全く同じものができあがる事がないので、細かい部分が他人の持っているものとは異なります。
それだけで、個性が光る味わい深い財布ができあがっている、と言えるでしょう。
ハンドメイドの財布は、革本来の材質を重視するものが多く、キズがついた事まで楽しめるようになっています。
10年、20年持ち続けた時に、全く違う財布ができあがるという、アンティークにも似た味わい深さを楽しむ事ができるでしょう。
良い財布、経年変化とは何か
良い財布は、できるだけキズが目立たない財布の事を指します。
その為に、特に、高級ブランドの財布はブランドロゴや模様をたくさん入れて、キズが目立たないようにします。
味わい深い財布が欲しいなら、ここはあえて、キズ(ロウの削れ具合など)を楽しめるような革財布を選びましょう。
高級ブランドのように、ブランドロゴがギラギラしている財布ではなく、あくまで味わい深さを考えましょう。
値段はリーズナブルなものでも構いません。財布の価値を決めるのは自分です。
そして、味わい深さは財布の価値を高めます。
使い続けた証と言ってはなんですが、革の表面の削れ具合が良い感じにデザインに変わる革財布を選びましょう。
ですから、ツヤ加工をしているものではなく、ロウやヌメ革といった、時間が経てばすり減ってくるような物をおすすめしたいと思います。
ナポレオンカーフの様に、もともと傷っぽい荒めの加工をしている物は、年数が経たなくても味わい深い財布だと思います。
大きなキズも目立ちにくいので、キズが余程気になる人は、ナポレオンカーフをおすすめできるでしょう。
シーンズもそうですが、生地がすり減ったところに美しさがある様に、財布も経年変化を楽しめれば、味わい深さが出せるのではないでしょうか。
「安い革=スーツ」の様に、キズをつけたらカッコ悪い。
「経年変化を楽しめる革=ジーンズ」の様に、キズが付くほどカッコイイ。
経年変化の楽しめる財布は、キズも楽しめる良い財布と言えるでしょう。